正しいウサギの飼い方教えます!寂しがり屋のうさぎと楽しく暮らそう♪

単独飼育?複数飼育?初めに決めておきたい飼育頭数

ウサギを飼うとき、「あの子もいいな~、でもこの子もかわいい!」となることってありますよね。
場所とお金と時間が許すならふれあい動物園のようにたくさんのウサギに囲まれて暮らしたい…というのはウサギ好きの願望の一つではないでしょうか?
でも実際にウサギを飼っている家ってたいてい一羽だけ。複数飼いって意外と少数派なんですよね。

【意外と激しいウサギ同士のケンカ】
ウサギはもともと縄張り争いが激しい生き物。つまり他者を許さない生き物ですので、相性が悪ければ相手が死ぬまで攻撃を繰り返します。
特に未去勢のオス同士は基本的に一緒に飼ってはいけないと思っておいた方が良いでしょう。
メス同士ならなんとか行けるかもしれませんが、それでも相性が悪いと大けがにまで発展しますので、子ウサギの頃から一緒に育ったメス同士というのが条件になります。
ただ、広いスペースがあり、一羽づつの縄張りが確保されている場合はこの限りではありません。
その場合は案外平和に暮らしていけるものです。
また、飼い主に時間があり、放し飼い時間をずらしたり、一羽づつに十分時間をかけてあげられるのであればトラブル回避も容易でしょう。
大事なのは「もし、相性が合わなかった場合、対処できるのか?」ということ。
飼う前にトラブルを想定できるのであれば複数飼いもOKなのではないでしょうか?

【オスとメスは絶対に避けたいパターン】
オスとメスの組み合わせは最悪です。ウサギの繁殖能力をなめてかかってはいけません。
ウサギは年中繁殖可能状態。オスとメスがいればどんどん子供を産むでしょう。
ウサギの交尾はほぼ100%成功します。この高い成功率は交尾するたびに排卵を起こし、確実に妊娠するというシステムを持っているからです。
しかも、一回に5~6匹、多い時では10匹も出産です!
さらには妊娠中に重ねて妊娠するということもあるというので驚きですね!
1年に20匹というペースで増えることだってあり得ないとは言えません。

また、うさんぽ時間をずらすなどの工夫を凝らして合わないようにすると、異性の存在を感じ、オスはスプレー、メスは偽妊娠などストレスからいろいろな問題行動を起こすことも考えられます。
なので、異性同士の組み合わせは避けておいた方が無難です。

【可能であれば一羽飼いがベスト】
ウサギは一羽で飼うのがベストです。

複数いればケンカになりますし、それが雌雄ペアだといろんなトラブルを起こすことも考えられます。

一羽だと寂しくないかな?なんて考えは無用。もともと縄張り意識の強い動物ですから、むしろ一羽のほうがゆったりと暮らすことができるでしょう。

【もしも複数飼育したいのであれば広いスペースが必須!】
もし、複数飼育する場合はかなり広いスペースを用意してあげる必要が出てきます。
また、相性の問題もありますのでできれば幼いうちに一緒に育て始めるのがいいでしょう。

ウサギの複数飼いにはケンカになったら逃げ隠れできる広さで、なおかつ縄張り争いが熾烈にならない程度の広さが求められます。
同時に、繁殖をさせないような工夫も必要となります。