正しいウサギの飼い方教えます!寂しがり屋のうさぎと楽しく暮らそう♪

歯がどんどん伸びる!かじり木をかじらないウサギたち

ウサギのようなげっ歯類は一生歯が伸び続けるため硬いものをかじらせ、歯を摩耗させてやる必要があります。

野生のウサギは木や繊維質のものをかじり歯の伸びを調節していますが、
家でペットとして飼われているウサギは周囲にそのようなものがないため、飼い主が適切な物を与えてやる必要があるのです。

もし、ウサギの歯を伸びるがままに放置してしまったら、形がずれ、食事もままならなくなるでしょうし伸びきった歯でウサギ自身を傷つけてしまうこともあります。

早めに気づき対応することができれば良いのですが、気づくのが遅れ、歯を削らなければならない状況になってしまったら二度と健康な歯に戻ることはできなくなってしまうと思った方が良いでしょう。

下から伸びてくる歯がまっすぐに生えてこず、月に一回獣医師に削ってもらう一生を約束されてしまったようなものです。

ウサギのためにもきちんとかじり木を与え、歯を削らせるようにしましょう。

【かじり木をかじらない?変わったウサギたち】

たいていのウサギはかじり木を入れたらすぐにかじるようになるのですが、中にはかじらない子も。

そういう子は歯が削られませんので要注意。ちょこちょこ歯の伸びを確認する必要があります。

せめてチモシーなどの牧草を多めに与え、よく咀嚼させることで多少歯の伸びを抑えるようにすると良いでしょう。

【工務店の廃材ならかじる子も!】
牧草だけでは追いつかないこともありますし、たまには違うものも与えたいですよね。

なのでやっぱり何かをかじって自分で歯のケアをしてほしい…そんな時は工務店で廃材をもらってくるのもありかもしれません。

人工的に加工されたかじり木は嫌いだけど廃材ならかじるというこだわり派のウサギもいますので、ダメ元でチャレンジしてみる良いかもしれません。

与える際はウサギがケガをしないよう、ささくれ部分はヤスリで削って安全な状態にしてから与えてください。

【歯が伸びたら獣医さん!ウサギの獣医は歯を削る】

ウサギの歯医者なんていませんので、歯が伸びてしまった!ご飯が食べにくそう!という場合にはまず、動物病院に行くことになります。

ウサギなどのげっ歯類を見てくれる病院なら、ウサギの歯を削る道具がちゃーんと揃っています。

えっ!獣医さんが削るの?専門の人はいないの!?と思うかもしれませんが、大丈夫。

ウサギの歯が伸びてしまうことはよくあることで、ウサギを取り扱っている獣医師にとって、歯を削ることは慣れたものであることが多いです。安心してお任せしてくださいね!

【先天性異常で起こる不正咬合】

生まれた時から歯のかみ合わせが悪く、変な感じで伸び続ける…そんなケースもあります。

これはもう、飼い主の責任でも何でもありませんので気に病むことはありません。

あとはどうやってその子が過ごしやすくなるかを考えるだけです。

また、ケガや打撃により、後天的に不正咬合が起こることもあります。

先天的不正咬合も後天的不正咬合も物を上手に噛むことができなくなる場合が多いので、歯が削られず、人の手によってケアをしてやる必要があるでしょう。

獣医師とよく相談し、常に良い状態にしてあげられるようにしましょう。