正しいウサギの飼い方教えます!寂しがり屋のうさぎと楽しく暮らそう♪

意外ともろい?骨折しやすいウサギ

小学校の飼育小屋にいるくらいだし丈夫だよね!適当な飼育してても案外死なないものじゃないの?なんて思われがちですが、ウサギは意外とデリケート。
ちょっとしたことで体調を崩したり最悪の場合は死を迎えたりしてしまいます。
そしてなにより骨がもろいという特徴を持っているので本当は子どもに乱暴に扱われるのは危険なのです。
あんなに高く飛び跳ねてるのに骨がもろいってどういうこと?と思いますが、結構骨折事故は多く、ウサギの事故としては珍しくも何ともありません。

骨折理由として一番よく聞くケースは抱っこ中の落下。
ウサギは不安定な抱き方をすると暴れますから、正しい抱っこの仕方を知らないと骨折させる結果になってしまいます。

「小学生はよく落としてるじゃん」「飼育小屋のウサギで骨折なんて聞いたことないからそんなに心配することないんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、家庭での飼育と小学校での飼育は全く違うので、飼育小屋のウサギは参考にならないと思ってほしいと思います。

第一に、多くの飼育小屋の床は土のはず。落ちても衝撃が吸収されますので、フローリングなどの硬い床に落ちた場合とは明らかにダメージが違うでしょう。
また、ウサギは体の不調を上手に隠しますので子ども目線では骨折に気が付かないケースもあるでしょうし、ペットとして飼われているわけではないので大人の目がなく、異変に気付かれずに放置されているという可能性もあります。
また、気づく大人がいたとしても、見てくれる獣医がいなかったり、責任者がいなかったりという理由で治療されないこともあります。
いずれにせよ、家庭で飼われているペットとは条件が違うため、骨折事故発生率についてははっきりしないのが現状です。

ただ、家庭で飼われるペットとしてのウサギは飼育小屋のウサギとは違います。
家族として迎え入れているのですから、きめ細やかなケアをしてあげる義務があるでしょう。

【気づきにくいウサギの骨折】
ウサギは体調の悪さを隠す動物です。相手に弱みを見せること=捕食されるという本能による習性ですね。
なので、たとえ骨折してもそれを悟られないように隠します。ですから、私たち飼い主はわずかな変化を見逃さないようにし、いち早く骨折に気づく必要があるのです。
隅でじっとしている、足を浮かせている、歩きにくそうだ、こんな兆候があれば骨折を疑ってもよいでしょう。
早めに受信することをお勧めします。

【大切なのは危険な目に合わせないこと】
大事な家族が痛い思いをするのは想像するだけでもイヤなものですよね。
そうならないためにも骨折しないためにはどうしたらいいか?を考えましょう。
強くつかまないことはもちろん、正しい抱っこの仕方を学ぶ、慣れるまでは座って抱くといった工夫をするだけでもかなり違ってきます。
小さいお子様がいる家庭は特に注意をし、お子様とのふれあいの時間は大人の目が届くときにするようにしましょう。