正しいウサギの飼い方教えます!寂しがり屋のうさぎと楽しく暮らそう♪

知っておきたい人畜共通感染症

可愛いウサギが我が家にやってきた時から、もう家族!わが子同様に育てるわ!と思った人もいるでしょう。
うんうん、そうやって愛情たっぷりで育ててもらうウサギは幸せだと思います。
でもね、覚えておいてほしいのはウサギも動物だということ。
それなりに気を付けなければ人間もウサギも痛い目を見ることがあるんです。
その中でも最も気を付けておかないといけないものが『人畜共通感染症』でしょう。
人畜共通感染症とは脊椎動物と人間の間で移しあいっこができる病気のこと。
つまり、人間の病気がウサギに、反対にウサギの病気が人間にうつることがありますよってことですね。
お互いに病気をうつしあう関係なんて健全ではありません。
ウサギは犬や猫に比べ、この感染症を持っていることが少ないので比較的安全です。
しかし、そうはいっても全くないというわけではないので最低限の注意は必要。
人畜共通感染症に注意をし、ウサギに接しましょう。

【有名なのはパスツレラ症。ウサギに噛まれないように気を付けよう】
ウサギを飼っていて注意しておかなければいけないのがパスツレラ症です。
噛まれてケガをしたところからの感染が報告されていますので、噛まれないように注意することが大切です。
もし、噛まれてしまった場合は消毒をし、数日間様子を見ましょう。
1~2日の間に腫れたり痛みが出て来たら病院へ。
感染している可能性があります。

【とってもかゆいノミを持ってくる場合がある!】
人間にうつるノミはネコノミです。そしてネコノミはウサギにもうつります。

うさんぽに行ったときにネコノミを持って帰り人間に移すこともありますのでノミの対策はしっかりとしておきましょう。
蚊に刺されたときに比べ、かなりのかゆみが長期間にわたり続くのが特徴です。
家の中にもって入られると繁殖し、エンドレスで刺され続けることにもなりますので、気づいたら早めの対処が必要です。

【ウサギにもある真菌は人間にだって移ります】
野良猫を見ていると時々毛が抜け落ちたような猫がいることってありませんか?
それは真菌というカビの一種の仕業。
そしてその真菌はほとんどの毛がある生き物の皮膚に常駐しているので、当然、私たちの大好きなウサギの皮膚にも存在しています。
なので、普通の状態では何の影響もありませんが、ちょっと体調が落ちた、ストレスが溜まっているなどと体に不調が出てきた時に爆発的に増え、途端に悪影響を及ぼすようになります。
そうなってくると大変。
人にもうつり、症状が出てしまうこともあります。
健康な成人であればそこまで重い症状にはならないでしょうが、子供や老人など抵抗力の少ない人がいる場合は要注意です。
真菌かな?と思ったらなるべく触らないようにする、触った手であちこち触れないなど対処しておく必要があります。
真菌はしつこいので一度症状が現れたら治るまでに時間を要するケースがほとんどです。
予防に努めるようにしましょう。

動物と一緒に暮らすことはとても楽しく素敵なことです。
けれど節度をもって接するようにしないと、楽しいだけじゃ終わらなくなってしまいます。
正しい距離感をもって上手に付き合っていきましょう。